歴史と理念を知る。
歯科医療の社会的役割
■松風の使命
医科と歯科。それぞれ独立して考えられがちでしたが、人が「健康に生きる」ために両者は不可分です。歯と口腔は、食べる行為を通じて「生きる力」を得る機能と、発話などコミュニケーション器官としても機能しています。歯科疾患、口腔機能の異常は生体の健康そのものへ悪影響を及ぼし、さらには人間の「尊厳」にも関わってくることさえあります。歯と口腔の健康を担う歯科医療は、人が人らしくあるために重大な使命を課せられているといってもよいでしょう。
「健康であり続けたい」とは人類すべての願い。その根源的な欲求に応えることが歯科医療に従事する者の誇りであり、やりがいです。誰かの治療に役立っている。誰かの笑顔を取り戻している。人間らしく豊かに生きることの助けとなっている。そう思えることの幸福が歯科医療に貢献する私たちにはあります。
日本は世界に類を見ない超高齢社会を迎えています。QOL向上が叫ばれる中、歯と口腔の健康を守ることの責任は一層重くなっていきます。絶えざる研究とエビデンスの蓄積、より安全で審美性を持った新製品の開発など、歯科医療の社会的役割は増す一方ですが、松風はこれをしっかりと支えます。